代表取締役社長 瀬戸 穣
キュアオール株式会社は、調剤事業を基盤に据え、平成24年に設立しました。信州伊那谷を中心に、医療サービスの拡充を目的に活動させて頂いております。
調剤事業から在宅支援サービスや介護事業を複合した利便性の高い事業展開を目標にしております。
ほたる薬局は「信州一のかかりつけ薬局をめざして」というスローガンを掲げております。信州一と言いましても、店舗数や事業規模ではありません。地域の風土を知り、住民の生活に触れ、そのニーズを探り、「信州一地域に寄り添ったかかりつけ薬局」を運営していくよう努めてまいります。
私の出身地辰野町は、ほたるの名所です。小さな頃から、その一つ一つの光が集まり、暗闇の中に、壮大な景色を生み出す様を眺めて育ちました。我々も、そんなほたるの輝きのように、一つ一つ貢献を積み重ねて、地域社会に価値のある事業を展開していきたいと考えております。
<院外薬局の存在意義について>
医薬分業が進み、診察を終え、薬局を訪ねて、薬をもらう流れが根付いてきました。しかしながら、その意義について、地域の皆さまには納得して頂いているのでしょうか?
昨今、薬局は、「患者様の期待・他医療職の期待・行政からの期待」を受けていると自覚しなければなりません。薬を調剤してただ渡すようないわゆる「物売り薬局」が増えてしまっては、その皆様からの期待は失望に変わってしまう。そんな危機感を抱き、薬局は今こそ大きく変わる時だと考えています。
健康のことで困った時、まずは薬局に相談してみようと思って頂けるように、そして、それが当たり前になるように、そんな身近な存在になるべきと痛感しています。それにはまず、患者様をよく知ることが大切だと考えます。病のことはもちろん、体質、生活状況、仕事、趣味趣向、家族構成など、健康管理や服薬管理に関することは何でも把握するように努めます。必要であれば、了解を得た上で、他医療職にその内容を伝達し連携を図り、治療効率が向上されるように働きかけます。自宅での薬の管理方法を提案したり、それが支障ないか訪問して確認したり、余った薬を無駄なく利用できるようにお預かりしたり、他にも薬局ができること、すべきことはたくさんあります。
「病気を未然に防ぐ生活を提案すること」、「病気で苦しむ時間を短くすること」、「最小限の薬で健康を維持すること」、このような健康維持・治療効率の向上を念頭に考えた業務は、医療費を削減することにも繋がり、健やかな財政と皆様の生活を守ることに大きく貢献できることを認識しています。
薬局と薬剤師の対応が、「治療効率や財政に変化を与えうること」この責務とやりがいをしっかりと自覚し、薬局の運営と薬剤師の育成に注力していきます。
皆様の期待に応えられるよう、社員一丸、まごころを込めて業務にあたりますので、今後ともお引き立てのほど賜りますよう、宜しくお願い申し上げます。